makita(マキタ)高圧エア釘打AN531H:ピストンの動きが悪い

今日はマキタ50mm高圧エア釘打AN531Hを修理中におじゃましました。常連のお客様からお預かりした釘打機でピストンの動きが悪いとのこと。使い始めの何回かは調子がいいそうですが、連続使用すると「プスッ、プスッ」という不発音が。

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ヒラさん、早速排気カバーを開けてピストン内部を確認します。

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トップキャップを開けたところです。おそらくオイル切れのためにオーリングなどが摩耗していると思われます。

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やっぱりオーリングが摩耗していました。見た目は切れたり、ヒビ割れたりという状態ではないのですが、よーく見るとオーリングを置いたときに両側が上に反っているのがわかるでしょうか。これはオイル切れのためにリングに負荷がかかり、引っ張られてしまったからだということです。この状態だとオーリングの正常な役目を果たせず、エア漏れなどの要因の一つになってしまいます。

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画像向かって一番右のリングは新品です。置いたときにどこも反っていない状態ですね。ヒラさんいわく、この状態をできるだけキープするには、まずオイルを切らしてはいけないそうです。

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(AN610H)用と記載されていますが、AN531Hと共通です。ヘッドバルブ周辺を点検されるときは、一緒に排気口補修用オーリングをセットで交換されることをお勧めします。オーリングセットは¥420(税抜き)で、1セットから取り寄せが可能です。

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「工具を長持ちさせるに、やっぱりオイル補給が一番大事だよ。」とヒラさんがつぶやいていました。使用する前にシュッと2回ほどプッシュするだけで、工具の持ちが全然変わってきます。修理預かりになると時間もお金も掛かってしまいますから、ぜひ使用前に一手間を惜しまずシュッとスプレーしてくださいね。
フジマック エアツール用オイルスプレー100ml

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